【語りたい】#1.5 ポケスペにおける絆とは【気合いで数えた】
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(現在準備中)
■この記事はそのテキストの元になった議論(?)を編集したものです。PC推奨。
登場人物紹介
けいちゃん:このブログの主。「なつき進化」で好きな1匹はエーフィ。
司会:司会。
言葉を知るには数えるべし
司会:さっそくですが、このタイトルは何なんですか?
けいちゃん:ポケットモンスターSPECIALにおける「絆」とは何なのかについて考えてみた、という意味のタイトルです。
司会:いやいや、【気合いで】とか明らかに頭脳労働的じゃない言葉が入っているんですが…
けいちゃん:頭脳労働も気合いですよ?
司会:…まあいいでしょう。【数えた】というのは?
けいちゃん:読んで字のごとく、ポケスペにおける「絆」という言葉の意味を考えるためにポケスペ内の全セリフから「絆」という文字の登場した数をカウントしたという意味です。
司会:…え?全セリフ?
けいちゃん:ハイ、全セリフ。対象は通巻版1〜60巻。1章〜12章、全587話*1。XY編5巻の一部と6巻、ORAS編、SM編、剣盾編の先行版は通巻版時に加筆修正等で変更が加わる可能性を考えて除いています。
ただ手作業で人間1人のやったことだから漏れはあるかも。そこはご容赦くださいな。
司会:何でそんなことしたんですか?
けいちゃん:だって、全体で意味を掴んでおかないとそこでの言葉の使われ方がポケスペではよく使われる意味での使われ方なのか、はたまた例外的なのか…などがわからないでしょ?
司会:…とりあえずお疲れ様でした!
ポケスペにおける「絆」
司会:前回の記事を読まれていない方やあんまり覚えていないかも…という方のために説明しておくと、49巻でムシャとNのやり取りの中に「絆」という言葉が出てきて、それが重要な意味を持つということだったんです。
【語りたい】#1 ムシャの真意/N様は◯◯◯、イエローは◯◯◯【ポケスペ考察】 - けいのブログ
けいちゃん:ですね。ただ、そこではムシャやN様が「絆」という言葉をどう扱っていたのかについては私の推測ベースだったんです。この調査はそこの裏付けを取ろうと思ってのことです。
けいちゃん:例えば、他のシーンでN様や(ありえないはずだけど)ムシャが「絆」という言葉を使っていればそこからそれぞれが「絆」をどう考えているのかを窺い知れるということですね。それがわかれば、前回の私の推測がただの推測だったのか、ある程度の合理性があるのかが判断できるわけです。
司会:なるほど…他の章までチェックしたというのは?
けいちゃん:変化や流行があれば知っておきたいと思ったのと、ムシャ・N様のシーンと比較検討するためです。
司会:わかりました。
けいちゃん:前置きがいささか長くなってしまいましたが、結果発表いきましょう!
調査の結果
- 登場した回数:32回
- ただし、回想シーン除くと30回(=重複が2回)
- 3章(金銀クリ):2回
- 5章(FRLG) :3回
- 6章(E) :3回
- 7章(DP) :2回
- 9章(HGSS :1回
- 10章(BW) :6回
- 11章(BW2) :2回
- 12章(XY) :13回(重複除くと11回)
- ただし、回想シーン除くと30回(=重複が2回)
- 最初に発言した人物:カツラ
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苦痛から開放されるのと引きかえに、私は絆を失うことになるのだな。(13巻:3章 #162)
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- 続けてもカツラ
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グレンに置いてきた…ヤツとの絆を…。(13巻:3章 #162)
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- 図鑑所有者ではエメラルド(28巻:6章 #323)
- 最も発言した回数が多い人物:コンコンブル
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- 回想シーン含めると8回(重複除くと6回)
- 2位はブラック、トロバが4回
- 全体では計15人、複数回発言したのは6人
- 他に複数回発言したのはカツラ3回、エメラルド、アクロマが2回
- 図鑑所有者で発言したことがあるのはエメラルド(2)、パール、プラチナ、ブラック(4)、ホワイトの5人で、他の14人は0回。
- 名前横の( )は回数
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- 登場した表記:「絆」が29回(重複除くと27回)、「きずな」が3回
- ただし「きずな」1回は地名「きずな橋」(ナナシマの地名、23巻:5章 #275)含む
- 人間-人間の関係を指して:6回
- 人間-ポケモンの関係を指して:25回(重複除くと23回)
- それ以外:1回(地名)
ポケモンと人間を結ぶもの…が絆?
司会:これ見てなんですけど、思ったより少ないですね?単純計算で、2巻に1回、1章あたり2.5回くらい。
けいちゃん:でしょ?特に驚いたのが3章まで1回も出てこなかったこと。別に関係ないと思うけど、真斗先生時代はゼロだった。
司会:うわ、本当だ!
けいちゃん:そして使用されるのは人間-ポケモン関係を指してが多いんです。
このことから、①ポケスペにおける「絆」とは人間-ポケモンの関係を指す言葉の1つとして認識されているのでは、といえそうです。
司会:なるほど。
けいちゃん:ただ一方で、これはカウントしていないので体感でしかないのですが人間とポケモンの深い結びつきを指す言葉としては「なつく」や「信頼」「信じている」といった言葉の方が使われている感じがあって。
司会:ほうほう。
けいちゃん:「絆」は使う人間が限られているのですが「なつく」「信頼」らは満遍なく皆言っている感じもあったんです。つまり、逆説的にやはり「絆」には特別な意味があるのでは、とも思えます。まぁこれは感覚に過ぎないので、興味ある人は調べて見て下さい。
司会:「なつく」や「信頼」が普遍的だという理由は何だと思いますか?
けいちゃん:「なつく」に関しては早くからゲームにシステムとしてあったからじゃないかなぁ。
絆が爆増したXY編
けいちゃん:話は変わって目を引くのがXY編(12章)の多さ。ほぼ1/3弱がこの章での発言(13/32)ですね。ちなみに人物に目を向けるとポケスペ全体の1/4がコンコンブル師匠の発言(8/32)。
司会:偏っていますね…
けいちゃん:これもゲームと関連していると思っていて。「ポケモン 絆」で検索すると公式での上の方のヒットは、オーキド博士のコラム(「きずなへんげ」に言及あり)と、ゲームXYページ「ポケパルレ」*2なんです。
けいちゃん:XYのページだと他にもメガシンカのページに絆という文字がある。つまり、公式の作品で「絆」が大きく扱われるようになったのがXYから*3で、ポケスペXY編での増加はそれを反映しているのではという仮説が立つ。
司会:なるほど。コンコンブルはメガシンカを教える人物で、つまりエックスたちの道先案内人としての役割もあるので最もそうした部分の影響(?)を受けていても不思議じゃないかもしれませんね。
目に見えない心や想いの結びつきが絆?
けいちゃん:ここからは前回の確認にいきます。まず確認したいのは「絆」を「自由を奪うもの」として使っているシーンはあるのか?ということです。
司会:そうですね。仮に1度もなかった場合…
けいちゃん:即、前回の私の説が崩れることはないでしょうが、旗色は悪くなりそうです。では結果いきましょう。とても少ない、が、ないわけじゃなさそう、が私の結論です。
司会:説明をお願いします。
けいちゃん:ハイ。これは基本的に前後のセリフやシーンから推測していくわけですが、そうやって考えていくと多くは現在一般的な深く強い特別な結びつきを指す言葉として登場していました。代表的なのは、以下のようなもの。
いっしょに心を通わせ合える仲間や友だち、同じ想いをもって絆を結べる相手が…ずっと…ずっと、欲しかった!!(エメラルド、29巻:6章 #333)
心が結ばれてると思ってのに、実は絆なんてなかった…。(ブラック、50巻:10章 #512)
…それはつねに確実にあるとはいえないもの…。目に見えないもの…。…絆?(トロバ、55巻:12章 #552)
反動が来るとわかってても技を命じたエックス!!それに応えたエレク!!絆だ!!
これが絆なんだ!!(トロバ、58巻:12章 #567)
最初のエメラルドのが人間-人間で、あとは人間-ポケモン関係を指す言葉です。
けいちゃん:ここで挙げたのはセリフに根拠や説明がくっついているもので、それらをまとめると②ポケスペにおける「絆」とは目には見えず、心や想いによる結びつきによるものを指す言葉といえそうです。
司会:やはり一般的なイメージに合うものですね。
けいちゃん:こうした使われ方は重複・地名を除く29回中23回で、まぁほぼ全てです。それに残り6回もこのニュアンスがないとは言えないものであり、そう考えると、ムシャが「絆」を「自由を奪うもの」として使ったという説は…どうなるんでしょう?
カツラと呪縛
けいちゃん:そうした中注目したいのがグレンのジムリーダー、カツラさんです。彼は「絆/きずな」を3回発言していますが、他の人とややニュアンスが異なっているんです。
司会:どのようにでしょう?
けいちゃん:ここで1度彼の発言を確認してみましょう。
苦痛から開放されるのと引きかえに、私は絆を失うことになるのだな。(13巻:3章 #162)
グレンに置いてきた…ヤツとの絆を…。(13巻:3章 #162)
…いや、かつて私とミュウツーをつないでいたきずなの跡…、(25巻:5章 #295)
けいちゃん:全て発言はミュウツーとの関係についてで、特に目を引くのが最初のセリフ。この前には
私の体内で数年間くすぶりつづけていた呪縛が消えつつあることを…!!(13巻:3章 #162)
というセリフがくっついているんです。つまり、カツラさんにとって絆とは「呪縛」や「苦痛」がセットになっているものであるんです。表裏一体のものと言い換えてもいいかもしれない。
司会:表裏一体。それならしっくりくるかもです。
けいちゃん:うん、言ってて私もそう思った。で、その「裏面」は「絆」本来の「自由を奪うもの」という意味が指し示す姿に似ている。
司会:カツラはミュウツーと共に戦う場合には制約が多かったですし、果ては生命の危機に晒されたわけですからね。そう考えると確かに…
けいちゃん:こうしたことを考えると、カツラさん発言の持つ意味は重いと言っていいでしょう!
こうして③ポケスペにおいて「絆」は「自由を奪うもの」を指す言葉でもあると確認することができました!
ポケモンにとっての「絆」
司会:…えーっと、あれ、でもだからってムシャがそうした③の意味で使ったとは言い切れないんじゃないでしょうか?カツラさんだけが特別かもしれないですし。
けいちゃん:うん、まぁその通りなんですよね。なので最後にそこの検証に参りましょう!
まずはポケモン側についてから。ポケモンが発言したのは1回だけ、29巻 #336のラティオス&ラティアス*4だけですね。
こんなにたくさんの絆を結べる、兄姉に出会えて、(後略)(29巻:6章 #336)
これはエメラルドと他の図鑑所有者の関係についてであり、意味としても②の意味で、でしょう。
司会:そうですね。
けいちゃん:しかも人間-人間関係を指してのものなので、ムシャとN、ブラックの関係に当てはめるのは難しいといえるでしょう。
ポケモンにとって「絆」とは何かを推測するための貴重な手掛かりだったのですが、ここから言えそうなのはせいぜいポケモンも人間-人間の深い結びつきは「絆」として認識している(のでは?)くらいでしょうね。
司会:なるほど…
「絆」と「きずな」
けいちゃん:今度は別の角度から考えてみましょう。カツラさんに視線を戻し、3回のうち1回だけ「きずな」と表現している部分に注目です。省略していた後ろ部分も含めて再掲しますね。
…いや、かつて私とミュウツーをつないでいたきずなの跡…、
腕の傷が昨日あたりからうずきはじめておるのだよ。(ともに25巻:5章 #295)
司会:本当だ。これは…?
けいちゃん:FRLG編でミュウツーの心のざわめきを無意識に感じ取っていたカツラさんが、かつての呪縛の跡を指して「きずな」と表現しているんです。
ここすごい重要で、おそらくほぼ唯一の「呪縛」や「苦痛」としての意味だけで「きずな」という言葉を使ったシーンでした。
司会:腕の傷、とその後言い換えてますね。確かに「腕の傷」そのものは「心の結びつき」ではないですもんね。
けいちゃん:そう、わざわざ「きずな」とひらがなにしているには意味があると思うんです。そしてその意味とはこのような「自由を奪うもの」というニュアンスを込めたかったからではないでしょうか?
司会:他に「きずな」と使われたのはあと2回あるそうですね?
けいちゃん:ハイ。1個は「きずな橋」という地名なので除外するとして、あと1回は奇しくもフスベのジムリーダー、イブキが使用していました。
司会:幻の対抗戦の相手ですか…奇妙な縁ですね。
けいちゃん:ですよね。セリフはこれです。
同じ竜の里(フスベ)に生まれ、同じドラゴン使いとして育った私と兄者のきずなの深さ。(41巻:9章、#445)
兄者とはワタルのこと。うずまき島でシルバーに対しての発言です。
司会:あれ、でもこれは②のような気もするんですが。
けいちゃん:もちろん②も含んでいると思います。ですが、イブキとワタルの関係に思いを馳せる必要があると思うんです。
司会:関係…特別な信頼があると同時に、イブキにとってはどこか複雑な思いを抱いている関係であることは何度も描写されていますよね。
けいちゃん:ハイ。イブキはワタルの話をするときに我を忘れることが多いですよね。時にジムリーダーとしての勤めよりもそちらを優先してしまうほどに。
司会:リニア内でのカツラとの幻の対抗戦のことですね。
けいちゃん:このように、イブキはワタルとの関係に心を囚われている部分がある。囚われている、というのはつまり…
司会:呪縛されている。
けいちゃん:そうです。イブキはその自覚を込めてあそこでは「きずな」と使ったんじゃないでしょうか?
そうすると、④ポケスペにおいて「絆」が「きずな」と表現されると「呪縛」の意味が強くなるといえそうです。
N様は聞き間違えたんじゃ?
けいちゃん:これでやっとムシャ、N様に取り掛かれます。ポケスペにおいて
①「絆」とは人間-ポケモンの関係を指す言葉の1つ
②「絆」とは目には見えず、心や想いによる結びつきによるものを指す言葉
③一方で「絆」は「自由を奪うもの」を指す言葉でもある
④「絆」が「きずな」と表現されると「呪縛」の意味が強くなる
ということがわかりました。
けいちゃん:ここから私が導き出した仮説は、49巻 #510でムシャはN様に「もともと、きずななんてなかった」と言ったがN様は「もともと、絆なんてなかった」と聞き間違えた*5です!
司会:ええっ、聞き間違い…?
けいちゃん:そう、結論としては前回の通りにムシャは「呪縛するものはない」と言っていたがN様はそれを「結びつきなんてない」と解釈したということになるんですが、そこに加えてこうした思い違いもあったのでは?ということです!
ただし、これは漫画的表現でしかありえない一種の言葉遊びですけどね。でもポケスペは漫画ですから。
けいちゃん:あと、N様が絆という言葉を使ったのはただ1回あそこだけなんです。他は「トモダチ」や「声」が聞こえる/聞く、などとポケモンとの深い関係を指す言葉は別の言葉を使う傾向が強くて。N様が絆と使うのは例外的なんです。
司会:それは意外ですね!
けいちゃん:その仮説としてはムシャから聞いたままをしゃべった、かなぁなんて思ったり。「きずな」を「絆」としてはしまいましたが。
司会:あ、そしてこれはNがバイリンガルであるという仮説も補強しますね。
けいちゃん:ハイ、「right」と「light」どっち?みたいな。まぁ実際は文脈(および発音)で察しがつくわけですが、ややこしい場面だと取り違えることもあるよねっていう。
司会:ムシャとNのあのシーンはそのややこしい場面だったわけですね。
けいちゃん:Nにとっては話した相手が自分と同じ人間ではなくポケモンであり、加えてあの時点だとゲーチスのせいで「でも…ポケモンのことしか…いや、そのポケモンのことすら理解してなかった」わけですから。ややこしかったわけです。
司会:なるほど!ちなみにゲーチスに何か恨みでもあるんですか…?
けいちゃん:え、何ででしょう?
司会:いや、前回からやたら強調するなって…
けいちゃん:ゲーチスって清々しいほどの悪役じゃないですか。だからオチに使っても良心が痛まないなって…
司会:…そうですね。その通りです。
まとめ
けいちゃん:調査は大変でしたが面白い結論や新しい発見を得ることができて満足でした!皆様にとってはいかがだったでしょうか?
1つ要らない心配をしておくと、前回、今回と私はN様「下げ」をしたいわけではないし、したつもりもないです。N様はポケモンたちとこうしたコミュニケーションをしているよね、っていうのを明らかにしたかったんです。
司会:そもそもN「様」呼びしてますしね。
けいちゃん:ですよ!BW、BW2編の魅力の1つにはN様の変化があると思うんです。
けいちゃん:静かな狂気を湛えていた天衣無縫の天才が、周囲の人たちとの交流をきっかけに、そのイノセントさを保ちつつも人格の整ったひとかどの人物に成長していく…という所をより味わうためには、こうしたことをはっきりさせておくと面白くなるよね、と私は思うんです。
司会:そのための研究だったんですね。
けいちゃん:ハイ。ひいては、それが他のシーンの新たな発見にも繋がっていく。そう思うんです。
司会:まとめの方ありがとうございました。ちなみに最後に小ネタを用意していると聞いたんですが。
けいちゃん:ハイ。興味のある方はぜひ続けて読んで楽しんでくださいね。ではまた〜!
司会:次回はあの悪の首領の話だそうです。それではまた次回にお会いしましょう。ご覧いただきありがとうございました。
おまけのデータ&コラム
- 最初に人間-人間関係に「絆」を当てはめた人物:サキ
-
なるほど。おまえたちの強さはその絆。(26巻:5章 #302)
- レッド、グリーン、ブルー、イエロー、シルバーの結びつきを指して
-
けいちゃん:悪役が最初にとは…意外。まぁ指しているのは主人公たちの関係性についてですけどね。
ブラック最後のセリフについて
どうだい、N?ちゃーんとオレたちには絆があったんだぜ!(51巻:10章 #512)
けいちゃん:このセリフはムシャが帰ってきたことについてのもの。
けいちゃん:セリフだけ読むとこれは②の意味で使用していて、そしてそれは正しいのですが、ここまで言ってきたムシャの真意に照らし合わせていうとブラックは最後までムシャの気持ちはわかっていなかったことになる。だがそれでいい。それがいい。
けいちゃん:前回のまとめで書いたように、一緒にいる理由は一緒にいたいからだけで良くて、気持ちなんてものは時に通じあったり時に通じ合わなかったりくらいでちょうどいいんじゃないかなぁ、と私は思うんです。
ましてやブラックとムシャは人間とポケモンで、異なる存在が一緒にいるわけなんですから。そっちの方がエモい。
60巻の描き足し要素
けいちゃん:ここは最新刊のネタバレなので書きませんが、昔読んでたけど今は読んでいない…という人はすぐ読もう!
けいちゃん:XY編は先行版で全部読んでいたので60巻を手に取った時こんなに書き足しがあるのか、と驚きました。とりあえず、日下先生山本先生ありがとうございます。
けいちゃん:何でここに書いたかというと、ここに「絆」という言葉が登場しているからです!しかも興味をそそられる使われ方で…気になった人はチェックしよう!それではまたね〜。
追記:収録後に考え直してると、この60巻の描き足し要素は何か言えそうなことが多そうなのでどこかで一つの記事にするかも。
「絆」を考える上でカツラさん×コンコンブル師匠が組み合わさるとややこしいのだ…